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Windowsユーザーの方なら「Windows Defender」を入れますよね。
ですがネットを見てみると、Windows Defenderだけでは「不十分だ」や「大丈夫」と言われていて結局どうすればいいの?となりますよね。
結論からいいますと、ウイルス対策はWindows Defenderだけでは大丈夫じゃないです。
その理由を本記事では研究機関のデータにもとづいて深掘って解説していきます。
※研究機関のデータソースは記事後に記載しております。
ウイルス対策はWindows Defenderだけでは大丈夫じゃない
冒頭でもいいましたが結論としては大丈夫ではないです。理由としては下記の3つです。
- 有料ソフトと比べてウイルス検出率・機能・性能が低い
⇛ ウイルス対策ソフトとして機能していない - 新種ウイルスの検知までに時間がかかる
⇛ その間にウイルスに感染する確率があがる - ウイルス削除ができない不具合が起きる
⇛ パソコンが感染してトラブルが起こる
1. 有料ソフトと比べてウイルス検出率・機能・性能が低い
ウイルス対策ソフト名 | |||||
---|---|---|---|---|---|
ESET | ノートン 360 | カスペルスキー | アバスト | Windows Defender | |
マルウェア対策 | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ |
ランサムウェア対策 | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
フィッシング対策 | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ |
ネットバンク保護 | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | – |
迷惑メール対策 | ◯ | ◎ | ◯ | – | – |
保護者監視機能 | ◎ | ◎ | ◯ | – | ◯ |
ID管理機能 | ◯※1 | ◯ | ◯ | – | – |
ウイルス検出率 | 100% | 100% | 100% | 100% | 99.97% |
誤検知率 | 10 | 26 | 3 | 10 | 18 |
※1:ESET Smart Security Premiumのみ
※2:アプリ版のノートン アプリロックで代用可能
※3:アプリ版のKaspersky Safe Browserで代用可能
研究機関のデータをもとに作成した有料版のウイルス対策ソフトとWindows Defenderを比べると上記のような結果になりました。Windows Defenderと有料版ソフトを比べると一目瞭然で機能が劣っていますよね。ウイルス検出率100%でなかったり機能が少ないため、徹底的にウイルス対策できているとは言えません。
研究データからも性能が低いことがわかる
シンプルに研究機関のデータとして、windows defenderはウイルス対策性能が低いことがわかるかと思います。(星が少ないほど性能が低い)。ぎゃくに有名な有料ソフトはほぼほぼ星3つですよ。
検出率は100%でないと意味がない
「99.97%って普通に高いじゃん」と思うかもですがウイルス検出率に関しては100%じゃないと意味ないです。理由はウイルスを100%防げないとウイルスが侵入するからです。
たとえば、Windowsのウイルスは研究データ で1億1400万も存在すると研究結果ででています。
つまり、Windows Defenderのように99.9%防げたとしても残りの0.1%の11万4000ものウイルスが検出されずに侵入するということです。それだけウイルス感染のリスクがあります。
ウイルス対策ソフトに必須な機能が揃っていない
- マルウェア対策
- ランサムウェア対策
- フィッシング対策
- ネットバンク保護
- 迷惑メール対策
そもそも上記のような機能が備わってないとウイルスに感染します。なぜならウイルスの種類は1つではないからです。ですが、Windows Defenderは「マルウェア/ランサムウェア/フィッシング対策」の3つしかないのでウイルス対策ができていません。
その結果、↓画像のようにかなりのウイルス被害が確認されています。
2. 新種ウイルスの検知までに時間がかかる
ウイルス対策ソフトはパターンファイルとよばれる「ウイルスのパターンを集めたデータベース」があり、それを使いウイルスを検知します。しかし新種ウイルスの情報はデータベースにすぐには保管できません。
ですが、有料のウイルス対策ソフトは「パターンファイル+AI学習」がついているので、新種ウイルスでも対策することができます。
しかしWindows DefenderはAI学習がないため新種ウイルスをすぐにスキャンすることができません。(新しいパターンファイルをもらうまで検知できない)。
つまり、Windows Defenderを使っていると新種ウイルスの検知までに時間がかかるので、ウイルス感染する確率が上がるということです。
参考:シマンテック、脅威レポート最新版を発表 – 毎日100万件以上の新種発見
3. ウイルス削除ができない不具合が起きる
致命的ですが、Windows Defenderはよくウイルス削除ができない不具合が起きます。たとえば、下記のツイートを見てもらうとわかるかと思います。
windows defenderが仕事してくれない
ウイルスが検知されたって出てきたから削除しようしても戻される— Ath.🍣🍊 (@NotAceButAth) January 25, 2022
WindowsDefenderで脅威が見つかって、操作の開始をクリックすると脅威が行方不明になるの、ええ加減にせえよ
— みなとすらいむ🥑🌱 (@levinarjp) January 23, 2022
ウイルス削除をしようと思ってもバグってできないということが起こります。
- クレジットカード情報・個人情報の抜き取り
- パソコンの動作が重くなる
- 身代金を要求される
- パソコンが勝手に動く
しかも、ウイルス感染しているのに削除できないと上記のようなことが起こり本当に危険です。
ゆうが
なので3つの理由から、ウイルス対策はWindows Defenderだけで大丈夫ではないと言えます。
Windows Defenderだけ大丈夫な人とは
- オフラインでしかPCを使わない人
- YouTubeしか見ない人
- 怪しげなサイトやメールをクリックしない人
基本オンラインではパソコンを使わないよって方はそもそもウイルスが侵入する経路が限られるので大丈夫です。
あとは万が一ウイルスに感染しても自分で調べて対処できる人はWindows Defenderだけでも大丈夫ですね。
とはいえ、Windows Defenderはサポート性能が高くないのでウイルスに感染したら自己責任みたいなところはありますね。
ゆうが
ここらへんの理由に関してはこちら【結論:絶対にいる】ウイルス対策ソフトはいる?いらない?:研究データで解説でくわしく解説してます。
個別に対策するのがめんどうな人/わからない人は
逆に「もう調べたりすんのめんどくさいから頼みたい!」って方は有料ソフトがおすすめです。
ゆうが
とはいえ、「どんなソフトがおすすめか知らないよ」ってなると思うので、Windows11/10向けにおすすめソフトをこちら【2024年】おすすめのウイルス対策ソフトランキング4選:選び方と比較でくわしく解説したのでパソコンをウイルス感染させたくないって人は見てみてください。
【2024年】おすすめのウイルス対策ソフトランキング5選:選び方と比較まとめ:ウイルス対策はWindows Defenderだけでは大丈夫じゃない
- Windows Defenderは有料版に比べて検出率・性能・機能が低い
- Windows Defenderにはないウイルス対策ができる人は大丈夫
- 個別で対策する方法がわからない/めんどうな人は、有料ソフトを入れよう
今回はWindows Defenderだけでも大丈夫か?についてお話していきました。結論としては「大丈夫ではない」です。
さきほども言ったように、毎日100万件以上もの新種ウイルスや1億4000万以上のウイルスがあるので、Windows Defenderだけでは対策しようがありません。
個別でウイルス対策をするのがめんどうな方へ
「どういうソフトを入れるべきなの?」と思うかもしれないのでこちら【2024年】おすすめのウイルス対策ソフトランキング4選:選び方と比較にて研究データをもとに徹底比較しました。
このソフトを入れておけば間違いないという、おすすめのソフトを紹介しているので「Windowsを安心して使いたい」と思っている方はぜひご覧ください。↓
ウイルス対策ソフト研究機関のデータ
-
マルウェア対策
Malware Protection Tests Archive – AV-Comparatives -
ランサムウェア対策 / ネットバンク保護
AV-TEST Ransomware Protection test -
フィッシング対策
Anti-Phishing Tests Archive – AV-Comparatives -
誤検知率
False Alarm Tests Archive – AV-Comparatives -
Macマルウェア対策
Mac Security Reviews -
Androidマルウェア対策
Android Malware Test -
検出率・ウイルス対策性能
Real-World Protection Tests – AV-Comparatives -
動作性
Performance Tests Archive – AV-Comparatives